二十一世紀のプラチナ「koo-fu」をはじめとする自社ブランド

Luxe~“贅”という冠を授かりし輝き~

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Luxe~リュクス~原型

――初めてこの企画を聞いた時にどのように思いましたか?

原型職人パヴェ・セッティングの製品なので、とにかくダイヤのサイズに対しての石座の配置が一番重要だと思いましたね。

――どうして石座の配置が重要なのですか?

原型職人ダイヤとダイヤの間に隙間が無く地金が見えないほうがダイヤモンドの輝きが綺麗ですし、地金が見えるとすっきり感がなく、重く見えてしまいます。豪華に見えない、繊細さがなくなるなど。石座の配置でジュエリーとしてのグレードが決まると言っても言い過ぎではないと思います。

――だから贅沢なほどの輝きがあるのですね。

原型職人そうですね。出来るだけコンセプトに近づけることをイメージしながら組み立てています。また、完成品までの全ての工程でムリ、ムダ、ムラなく作業ができる原型作りを心がけています。

――リュクスシリーズではしなやかなラインも特徴のひとつだ思いますが?

原型職人このシリーズは面積が広く重量感があるので、軽く見せるためにラインをよりしなやかにする必要がありました。地金が主張しすぎずに、ダイヤモンドの輝きを引き出してくれるしなやかなライン。このラインが優雅さを感じさせるポイントの一つだと思います。

――腕も滑らかなフォルムになっていますが。

原型職人平面、角面が出ないようにすりだし※1整形をしています。これはキャスト後の工程でも行います。

――ダイヤモンドが留まっている面も平らではなく緩やかな曲面ですが、留めるときに注意する点などありますか?

原型職人緩やかな曲面を作るためには、ダイヤモンドのテーブル同士が水平では凸凹になりますので石座を水平にしてはダメなので、わずかに曲面を描くように座を作り上げていきます。

――ボリュームあるフォルムですが装着時にストレスを感じないように工夫していることがありますか?

原型職人裏抜きは蜂の巣のように構造で光を取り入れダイヤモンドを更に輝かせる効果もありますが、地金の重量を減らし出来るだけ軽くする効果もあります。指腹にかけて腕の流れ、太さ、指なじみ等を緩やかにつけてストレスのないように工夫しています。
※1すりだし整形とは…ヤスリで削りながら型を作っていくこと。

Luxe~リュクス~留め

贅沢なほどに敷き詰められたダイヤモンドは、いったいどこから留めはじめるのでしょうか?答えは「デザインで彫りだす位置を決める」です。 いかにも技術と感性を習得した職人らしい返答だと思いませんか?培った感と養った技術でダイヤモンドを留めていく留め職人にLuxeの留めについて聞いてみました。

  • ■爪留めとは→初めから爪がある枠に石と留める
  • ■彫り留めとは→地金を石に合わせながら爪を掘り出して留める
  • ■パヴェ留めとは→石の隙間を出来る限り詰めて彫り留めをする

上の3つの違いを想像してみてください。上から順に高度な留め技術と完成度を高める感性が必要だと思いませんか?長年の修行を乗り越えた職人がタガネ※2を駆使し、一つひとつのダイヤモンドに合わせながら爪を彫りだし、その爪一本一本の形と大きさ、長さが均一になるよう気を配りながら留めていきます。ダイヤモンドは大きさが違うので石座に乗せてダイヤモンド同士が競るようであれば、ほんのチョッピリ位置をずらして留めるようです。ダイヤモンドが割れる可能性を回避するために。また、ダイヤモンドは厚みも異なりますから、ダイヤモンドを留める穴の深さを調整しながら留めていきます。緩やかな曲面のフォルムを崩さないように…。

70ピースを超えるダイヤモンドがひかり輝くリュクスは、このような作業を5時間以上も繰り返し行うことによりひとつの工程が終わります。しかし、まだ幾つかの工程を経なければ完成品とはなりません。

※2タガネ(鏨)って?
ハンマーの打撃作用によって金属を削る刃物。切断や平面には平タガネを用い、荒削りや溝切りには友タガネを使用するなど、その目的により種類を使い分ける。刃を当てる角度が重要な要素である。
※タガネを使った留め工程の動画を見る。

Luxe~リュクス~磨き・仕上

Luxeの輝きはダイヤモンドの輝きだけではありません。Koo-fu地金の純粋な輝きとの調和が魅力のひとつだと言えます。
まず初めに地金を叩き上げます。この作業により地金面は一層引き締まり硬くなりキズが付きにくくなります。叩き上げることにより凸凹になった地金の表面を、幾種類かのヤスリを当て滑らかな状態を作ることにより、Koo-fuの純粋な輝きが目を覚ましてくれるのです。

滑らかなラインは、作業しやすいように加工した道具で、幅が均一であることを確認しながら傷を取り除き、指あたりにストレスを感じないよう、裏面にも磨きをいれ、角が当たり痛くならないよう心がけています。

Luxe~リュクス~検品

弊社では“ジュエリーはいつでも、いつまでも美しくなければならない”との信条の基に全ての製品の検品を行います。Luxe~リュクス~の場合、非常にダイヤモンドの数量が多いので特に次の点にはより注意を払い行うように心がけています。

まず「石落ち」は絶対にあってはならないことですから、
・爪がダイヤモンドにしっかりかかっていること
・爪とダイヤモンドの間に隙間が無いこと
・爪の長さがダイヤモンドを留めておくのに適した長さで、決して長すぎないこと
のチェックポイントに特に重点を置いての検品を行い、ダイヤモンドが動かないことを確認するために竹串での検品も行います。

次に「美しさ」を損ねる要因としては、特に次のことがあると思います。
(1) ダイヤモンドのテーブル面が凸凹している。
(2) 爪が大きく、カタチが不揃い。
(3) ラインが崩れている。
(4) 地金面にキズがある。地金の輝きにくもりがある。
(5) 裏面が磨かれていない。
の4つがあげられますが、(1)では、石枠とダイヤモンドのテーブル面が水平であることを、一つひとつ確認していきます。ひとつのダイヤモンドは3~4個の爪によって留められています。この全ての爪の大きさと形が統一されているかを見定めて、(2)の有無を確認していきます。(3)が発生するとせっかくのダイヤモンドの輝きもあせてしまいます。女性らしいしなやかなラインであるからこそ、地金の輝きもプラスされてより豪華な輝きとなります。(4)があってはせっかくのジュエリーも台無しですから!肉眼とルーペで検品を行います。(5)の裏面は見えない箇所なので、手をいれない(磨かれていない)ものをよく見かけますが、この箇所もルーペを使い検品をしています。

Luxe~リュクス~パヴェ・セッティングとは

パヴェ(pave)とは、フランス語で「石畳」を意味します。石畳のように、多数の小さな宝石をぎっしりと敷き詰め、互いに密着させてはめ込む石留めの方式のことです。

パヴェ・セッティングはダイヤモンドを限りなく輝かせるセッティングです。Luxeのパヴェ・セッティングはダイヤとダイヤの間に隙間が無いのが左上画像で確認できると思います。ダイヤモンドを留めている爪は、ダイヤモンドを輝かせるために限りなく小さくしています。こんなに小さくてもダイヤが動く心配も、ダイヤが外れる心配もありません。それこそ弊社職人が持つ技と、Koo-fuの特質との融合が成せる技なのです。

Luxeの裏面(右上画像)をご覧ください。蜂の巣のようになっているのが見て取れます。これは、全ての方向から光を取り込みダイヤモンドの輝きを引き立たせるためなのです。もしも、この裏面が磨かれていなければダイヤモンドの輝きも薄れてしまいかねません。

眼の肥えた業界の方がご覧になれば、「コレが本当のパヴェ・セッティングだ!」と仰ってくれると思います。

天然のダイヤモンドはどんなに精密にカットされても、大きさも厚みも0.01ミリ単位での違いが有ります。たかが0.01ミリですが、パヴェ・セッティングの場合には、宝石面が凸凹になっても、ダイヤモンドの間に隙間があると、輝きが失せその美しさは失われます。厳しい眼で選び抜かれた贅沢な数のダイヤモンドを隙間なく留め、テーブル面もしっかりと揃えた“パヴェ・セッティング”。それが、Luxe~リュクス~です。

SN015
型番 SN015
使用地金 Koo-fu950
鉱物名/宝石名 天然ダイヤモンド/ダイヤモンド
ラウンド・カット×74pc
5.00ctアップ

選び抜かれたダイヤモンドの輝きを纏った曲面のみで構成されたフォルムはシンプル&ゴージャス。豪華に輝く曲面の切り替え部分で、しなやかなで柔らかなラインを描くKoo-fuは全体を引き締めるアクセントとなり、優雅な印象を与えてくれます。指に纏う輝きは、まさにLuxe〜リュクス〜。


SN018
型番 SN018
使用地金 Koo-fu950
鉱物名/宝石名 天然ダイヤモンド/ダイヤモンド
ラウンド・カット×85pc
5.00ctアップ

風に揺れたリボンが、指にそっと絡み付く瞬間をイメージしたデザイン。デザイナーの想像力と職人の感性との融合で生まれた“どこにも無い”ダイヤモンドパヴェジュエリー。


SN020
型番 SN020
使用地金 Koo-fu950
鉱物名/宝石名 天然ダイヤモンド/ダイヤモンド
ラウンド・カット×115pc
6.00ctアップ
特徴 パヴェ・セッティング

ダイヤモンドが作り出す“輝きの曲面”の豪華さと、Koo-fuこその柔らかくもしなやかなラインの優雅さが融合するLuxeペンダント。立体的に重なり合う面の奥にも存在する豪華さと優雅さが織り成すハーモニーはまさしくLuxe~リュクス~そのものなのです。

株式会社 石友
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